「どこからサンタクロースがやって来るの?」、「どこにサンタクロースは住んでいるの?」など、大好きなプレゼントを贈てくれるサンタクロースについて、子供達が知りたくなるのも当然です。この疑問に答えるために大人たちは、トナカイの暮らす北極圏にサンタさんのお家を創造し、物語を創り上げたのです。
1925年にフィンランドの新聞が「北極では食料が不足し、トナカイに餌をあげることが出来なくなったためサンタクロースは、フィンランドのラップランドに引っ越した」と記事を掲載しました。そして1927年には、フィンランドの国営放送の子供番組で人気を博していた「物知りマルクスおじさん」(Markus
Rautio)が、初めて子供達の最大の関心事に次のように答えたのです。
「サンタさんは、お耳の山に住んでいるよ!
Joulupukki asuu Korvatunturilla!」
ウサギの耳を思い起こさせる「お耳の山」は、フィンランドの東部国境付近にあります。その山のお耳で、サンタさんは世界中の子供たちがお利口さんにしているか聞いているのです。このような話に、スカンディナヴィアの物語に登場する小人達(フィンランドでは、トンットゥ/
Tonttu)が加わり、サンタさんを助ける小人達として親しまれるようになりました。また、「赤鼻のトナカイ」で親しまている「ペッテリ・プナクオノ」(Petteri
punakuono)やサンタさんに栄養満点の食事を作る「サンタおばさん」(ヨウルムオリ/ Joulumuori)などのキャラクターが付け加えられていきました。
そして現在では、フィンランドのサンタさんは世界中に知られ、毎年冬になると全世界の子供達から何十万通もの手紙がフィンランドのサンタさんへ送り届けられるようになりました。
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